ハイブリッド車の中古車に多い故障やトラブル

環境対応から、世界中の自動車が電動化に進んでいる状況の中、トヨタプリウスを筆頭に、電気とエンジンのハイブリッド車が爆発的に普及しており、自動車メーカーのほとんどは、自社開発もしくはOEM等、何らかの形でハイブリッドモデルをラインナップしています。

実際に日本国内のさまざまなところで、トヨタプリウスやアクアといったハイブリッド車を見かけますし、10台の車にすれ違えばその半分はプリウスかアクアではないかと思えるほど、市場にはたくさん走っていますね。

またマツダアクセラのように、外観上はほとんど見分けがつかない、エンブレムのみの違いだけといった控えめな主張のハイブリッドモデルも多く、それらを含めると更にたくさんのハイブリッド車が走っていることになります。

いずれにせよこれだけたくさんのハイブリッド車が走っているという事は、中古車市場にも多くのハイブリッド車が流通しているわけで、実際に中古のハイブリッド車の購入を考えている方も多いのではないかと思います。

ここでは、ハイブリッド車の特徴や実際のトラブル事例などを紹介します。

参考記事
ハイブリッド車の中古車購入で注意すべきポイントは
トヨタアクアの中古車価格相場と下取・買取相場

ハイブリッド車は過酷な使用環境に耐える精密機器

従来のエンジンでの動力源に加え、バッテリーとモーターの動力源を持つハイブリッド車は、それぞれの動力源のバランスを取って、最大限の経済性と車としての走行安定性や安全性・快適性を実現するために、数多くの制御が行われています。

数多くの制御は、大小複数の車載コンピュータで行われていますが、これら精密機器であるコンピュータは、自動車のありとあらゆる過酷な使用条件下で、どんな時でも正常に機能しないといけません。

しかしながら、プリウスをはじめとするハイブリッド車の多くに発生する故障やトラブルは、この制御関連の内容が最も多くなっています。

具体的な故障・トラブルとして、プリウスの場合回生ブレーキの異常が多く発生しているようで、減速時に回生ブレーキ、いわゆるエンジンブレーキに相当するブレーキが作動しないといった内容です。

回生ブレーキが利かなくなると、車を制動するにはフットブレーキに頼るのみとなってしまい、非常に危険な状態となるので、回生ブレーキの異常が発生した場合は速やかにディーラーに入庫し修理を行う必要があります。

ハード面では普通の車と変わらない、ソフト面での熟成は進化途中

ただ実際のトラブル事例では、ディーラー入庫しで確認しても制御ディバイスそのものには異常が見られず、回生ブレーキの制御信号が以上となる原因が判らず、突然回復したといったケースが多いようです。

ハイブリッド車が市場に登場してからすでに10年以上経っており、自動車としてのハードの部分は従来のガソリンエンジンやディーゼルエンジン車で培った技術が折り込まれており、完成の域に到達しているといえます。

なので、ハイブリッド車だから故障しやすいといったハード面はなく、中古車でも特に何の心配もなく購入することが出来ますが、ハイブリッドシステムの制御というソフト部分ではまだ未知のトラブルもあるようで、やはり制御自体が非常に複雑であればあるほど、上記のようなバグともいえるトラブルが起きやすくなるのではないかと思います。

自動車の使用条件は、全世界のユーザー一人ひとり異なるものであり、自動車メーカーではそれらを想定したテストを行い、結果を設計にフィードバックして製品を開発していますが、すべての使用条件を網羅するのは不可能と言われています。

したがって、ある部分は市場で発生した結果をもって、対策を実施することになり、これがリコールやサービスキャンペーンと呼ばれるものになっています。

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