優しい光に包まれて人の真心を照らす日本画家
喜田 小夜子

伝統と革新の調和
季節外れの暑さにも関らず、その一角だけは清々しい空気に満ちていた。『日本画家』喜田小夜子さんの作品が展示されているギャラリーでのことだ。
海外生活の中から『日本の美』を再認識したという、喜田さんの作品は斬新さと懐かしさというディステンパー(日本画の画材)が、和紙の上で見事に混ざり合い調和している。
作品の女性は一見、優しい爽やかな印象だが、常に芯の強さを持ち合わせているように感じる。
それでいて、どこか無邪気な印象を受けるのは、喜田さんの魅力的な人柄から溢れ出たものかもしれない。
「特に最近は、従来の枠に囚われず、自分の描きたいものを描きたい」という喜田さんは、モチーフや形式に囚われることなく自由に絵筆をとっている。日本画家として数々の画歴を持つ喜田さんだからこそ、重みのある言葉だ。
これから先も彼女は、古き良き伝統を大切にしつつも、その枠から飛び出すことに縛られず、素直に自分の心で描くその姿は、美しく輝いているに違いない。
そしてその和紙の上で生まれる美しく華やかで、爽やかな作品は、観る者の心に喜びと感動を与え続けていくことだろう。
魅力的キダサヨワールド
現在は毎年、定期的に個展を開き、企画展にも作品を発表している。デザイン・フェスタにも出品されているので、より身近に喜田さんの作品と触れ合うことができる。
近年は、小路幸也(著)『brother sun 早坂家のこと』のイラストを担当するなど、従来の日本画のイメージに囚われることなく、幅広く活動している。喜田さんの描くイラストは、その作品や商品に共感する人達の心を、より惹きつける力がある。他にはない独特の世界観があるのだ。その最大の魅力は、自由なタッチが生み出す、繊細で表情豊かな色彩にある。キダサヨ・ワールドに魅せられた多くのファンがいることを実感できることでしょう。
現代に生きる女性の美しさを描き出す喜田さんのイラストは、小説だけでなく、ファッション雑誌、他の出版物や、バッグなどの実用品とコラボすることで、お互いの魅力をより一層、輝かせることができる。女性からとても好感を持たれる喜田さんのイラストは、大きなアドバンテージになることは間違いない。
まだまだ広がり続けるキダサヨ・ワールドに、あなたも足を一歩踏み入れてみてはいかがでしょうか。
喜田 小夜子
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中学の頃、一時期アメリカに在住。元々、美術の道を進むことを志していたが、それがキッカケで日本に昔からある美意識、芸術性の素晴らしさを再認識して日本画の道へ。
名古屋芸術大学 美術学部日本画科 卒業。
| 2000年 | 第11回臥龍桜日本画大賞展 入選 第2回 新潟雪梁舎フィレンツェ絵画賞展 入選 第32回 日展 入選2001年 第36回 日春展 入選 |
| 2002年 | 第4回 新潟雪梁舎フィレンツェ絵画賞展 佳作入賞 |
| 2005年 | 第40回 日春展入選 |
| 2006年 | 名古屋 尾張旭市ギャラリー龍屋「06 夏」展 岐阜 徳明 ギャラリー水無月「マンナカ、コテン」 |
| 2007年 | 名古屋 丸の内 Cafe gallery Syu-ga「イチネンノダイヒトツキ」展 東京 京橋 白木屋ギャラリー・名古屋 守山区 Cafe gallery nuno「東京日和」 名古屋 尾張旭市 ギャラリー龍屋「あいましょう」展 名古屋 一宮 ギャラリーさかな「オクル絵ガテン」 |
| 2008年 | 東京 吉祥寺 Cafe gallery A.K Labo「Chiyoe」展 名古屋 尾張旭市 ギャラリー龍屋「ヌレエン」 |
| 2009年 | 名古屋 清須市はるひ美術館グループ展示「ココロザ4テン」 東京 早稲田Cafe gallery CAT’S CRADLE・名古屋 豊田 ヨシダインテリア「KIDA KIDS」 パリ 企画展Papier japonais:tradition et modernite N.Y.企画展CREATORS MARKET N.Y. Soho EXHIBITION |
| 2011年〜 | 6月、12月に名古屋で7月に岐阜で個展を開催予定。 |
イラスト:小路幸也(著)「brother sun 早坂家のこと」(2009年8月1日発売)のイラストを担当。徳間書店より全国出版・販売中。



