トヨタアルファードは20万キロ以上走った中古車でも買いか?

トヨタアルファードは現在3代目のモデルとなり、新車はもちろん中古車市場においても絶大な人気を誇るLサイズミニバンです。

日本国内の自動車市場がSUV人気に沸く中で、ミニバンで唯一国内自動車メーカー各社のSUVモデルの販売台数を凌駕しているのがトヨタアルファードとその兄弟車種であるヴェルファイアです。

実際アルファード/ヴェルファイアの5年後の残価は、新車価格の50%を上回る価格となっており、国内のLクラスミニバン市場を独占する人気の高さは中古車のリセールバリューとしても現れています。

かつては国内のLクラスミニバン市場を独走していた日産エルグランドは、このトヨタアルファードに圧倒されっぱなしで販売台数も風前の灯火といった状況です。

車としての完成度は非常に高く、Lサイズミニバンの快適性はむしろトヨタアルファードを上回るポテンシャルをも持っていますが、巧みなトヨタのラインナップ構想と販売力の前に完敗している状況です。

20万キロくらい走ったアルファードはいくらくらいで買えるのか

そんなミニバンのベストセラーともいえるトヨタアルファードなので、中古車市場には初代をはじめ2代目と現行の3代目モデルの中古車が流通しており、走行距離が20万キロ近いもしくはそれ以上走った中古車もたくさん流通しています。

実際にアルファードで10万キロや20万キロ走った中古車はいくらくらいで買えるのか?中古車販売・買取の大手であるガリバーの検索サイトに登録されている車両を調べてみました。

グレードや年式によって中古車価格の幅があるので、走行距離で一概にいくらくらいというのは言いづらいところもありますが、20万キロ程度走行した初期型では50万円以下で購入可能、2代目モデルだとあまり20万キロを超えるような過走行車はまだ少ないようですが5万キロ走行で200万以上の中古車価格になるようでず。

レクサス以外にはこのアルファード/ヴェルファイアは国産車の中でもずば抜けてリセールバリューの高い車で、改めてアルファード/ヴェルファイアの人気の高さがうかがえます。

ちなみにこちらのグラフは中古車市場に流通するトヨタアルファードの中古車の、走行距離別の流通割合を示すものです。

20万キロ以上走行したアルファードの中古車の流通比率は全体の4%程度、10万キロ走行では16%、5万キロから8万キロ走行の中古車が約40%くらいを占めており、2回目の車検時に買い替えで手放した5年落ちくらいのモデルが数多く流通しているようです。

一般的に車は20万キロ以上走ったらどんなトラブルが起きるのか

自動車の耐久寿命は、15年24万キロを目標に開発されています。これはどの自動車メーカーでもほぼ同じ基準で、トヨタアルファードの場合も同等の耐久寿命で設計・生産されているといえます。

勿論これは信頼性という観点での話であり、自動車の快適性をはじめとする商品性の部分では全く別の基準で考えなければなりません。

20万キロ近い走行距離となると、よほど年間の走行距離が多いユーザーでない限り年式的には10年相当落ちの車両になると思いますので、4回から5回目の車検を受けている状態です。

したがって、一般的な消耗品はその都度交換されている、またリコール要件などのトラブルは対応済みであると思いますが、消耗品以外の基本構造部分については過走行による劣化やダメージが蓄積されている状態だといえます。

要するに20万キロも走行すれば、走る止まる曲がるといった車としての基本機能は損なわれていなくても、あちこちにガタがきて異音や振動、各部の経年劣化含めた痛みが目立つようになります。

20万キロレベルまで走ったアルファードを買うとしたらどんなところに注意しないといけないのか

実際に20万キロ近くまで走行したトヨタアルファードの中古車を購入するとしたら、どのようなところをチェックするべきか?という事ですが、エンジンの吹き上がりやアイドルの安定性、アイドル時の異音といった過走行車の基本的なチェック項目に加え、足回りやシャシー、エンジンを支えているマウント系統のへたりや破損が挙げられます。

アルファードは車両重量が2トンを超えるLサイズミニバンであり、更にミニバンとして複数人の乗車頻度が高く、先に述べた個所はそれらの状況で車全体を支え続けなければなりません。

車両重量が重ければ重いほど、その重量を支える部分には負担が掛かり、へたりや破損も発生し易くなります。

ハイブリッドモデルの場合はバッテリーの劣化が問題

トヨタアルファードには初代からハイブリッドモデルの設定がありますが、アルファードに限らずハイブリッドモデルの場合、過走行車においてはハイブリッド用のバッテリーの劣化を考える必要があります。

ハイブリッド用のバッテリーが劣化すると、電気のみでの走行やモーターアシストの頻度がかなり低下しますので、結果としてエンジンの稼働頻度が上がり燃費悪化や加速時の力不足につながります。

トヨタのハイブリッド車のバッテリーの保証は10年と言われていますので、20万キロ近い走行距離を走った車ではほとんどが10年の保証期間を経過してしまっていると思いますので、交換時には自費での対応が必要となります。

海外でも数多く走っているアルファードの中古車

ちなみにトヨタアルファードは、基本的に国内専用モデルですが、海外でも数多く走っており、日本近隣の国には正規輸入や並行輸入されています。

力強い走りと快適な室内は、海外でも人気で、中古車の需要も高いようです。

したがって、日本国内では中古車で販売できないような程度のアルファードでも、海外に輸出すれば高い値段で売る事が出来て利益が出せるので、海外への輸出に強みを持つ買取査定業者であれば、他社より高値で買取ってくれます。

20万キロ以上走ったアルファードも短期なら買いだけど長く乗るならやはり10万キロ以下の中古車がおすすめ

20万キロ走行レベルのアルファードの中古車は確かに人気のLサイズミニバンのアルファードを安く手に入れることが出来るという面では選択肢としてありかもしれません。

ただし自動車は有限寿命で作られていますので、走行距離に比例したダメージとそれに伴うメンテナンスコストがかかってくるという事を考えると、20万キロ等の過走行の中古車購入は賢い選択とは言えなさそうです。

また年式によっては自動車税・重量税が割増になってしまいますので、そういった維持費用も含めて考えるとやはり10万キロ以下で5~6年落ちくらいの中古車物件を選択した方がよいといえます。

トヨタアルファードの中古車選びで失敗しないために

トヨタアルファード或いはヴェルファイアといった、人気のLサイズミニバンの中古車を購入するにあたっては、走行距離10万キロ以下で5~6年落ちくらいの車両を購入するのがコストパフォーマンス的にもベストバイだといえますが、更にそういった中古車物件をネットの検索サービスなどを使い全国から探すことで選択肢は大きく広がります。

その一方で、ネットでの中古車検索の場合だとせっかく希望条件に合った車両が見つかっても、場所によっては実際に現車確認が出来ないといった不安があるのも事実です。

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