平成に復活したスカイラインGTRが日本から消えていく?

初代スカイラインGTRは昭和生まれの名車

初代スカイラインGTRは昭和生まれの名車

初代スカイラインGTRは昭和生まれの名車

スカイラインGTRは初代まで遡れば平成ではなく昭和の時代である1969年に生まれた車です。

1969年から1972年まで生産された初代日産スカイラインGTRは、4ドアセダンと後に追加となった2ドアのハードトップクーペの2種類のボディがラインナップされていました。

一見見るとおとなしそうな4ドアセダンは、その外観とは裏腹にS20型エンジンという当時としては最強と呼ばれた2000CCの直列6気筒エンジンを搭載し「羊の皮をかぶった狼」の異名を持ちました。

スカイラインGTR搭載のS20型エンジン

直列6気筒エンジンを搭載し「羊の皮をかぶった狼」

わずか197台しか生産されなかった幻のスカイラインGTR

その後1973年にはケンメリの愛称と2ドアはハッチバックスタイルのハードトップとなった2代目スカイラインに2代目にバトンタッチされました。

2代目スカイラインGT-Rのエンジンは初代のS20型エンジンと同じですが2代目スカイラインGT-RはこのS20型エンジンが排ガス規制に適合出来なくなり、在庫として残ったS20型エンジンを処分するために造られた車だとも言われています。

わずか197台しか生産されなかった幻のスカイラインGTR

わずか197台しか生産されなかった幻のスカイラインGTR

そのため、2代目スカイラインGT-Rの生産期間はわずか3ヶ月で、その生産台数はたった197台であり希少価値の高い車となっています。

今現在で日本国内に残存している「ケンメリGTR」と呼ばれる2代目スカイラインGTRはどれくらいの数なのか想像がつきませんが中古車市場に登場すれば500万円~1000万円以上の値段が付くといわれています。

16年の時を経て平成に復活したスカイラインGTR

わずか197台しか生産されなかった「ケンメリGTR」こと2代目スカイラインGTRを最後に、8代目モデルとなるR32までスカイラインのラインナップにGTRの称号を与えられたモデルが登場することはなくなりました。

その期間は16年で、その間にいくつかGTRの称号を与えられるのでは?と多くのファンの期待を集めたモデルも登場しましたが、日産はそれらのモデルにGTRの称号を与えることはありませんでした。

特に6代目モデルとなるR30型(1981年-1985年)にラインナップされた直列4気筒4バルブDOHC FJ20E型エンジンを搭載する「2000RS」はGT-Rの称号を与えられるともいわれましたが、4気筒エンジンであるがゆえにGTRの称号は与えられなかったといわれています。

「2000RS」はGT-Rの称号を与えられなかった

「2000RS」はGT-Rの称号を与えられなかった

Tennen-Gas  wikipedia

そして16年ぶりにGTRの称号が与えられたR32スカイラインが登場したのが1989年、まさに平成元年となります。

エンジンはGTR専用に設計された「RB26DETT」と呼ばれるの直列6気筒ツインターボが与えられ、最高出力280psを叩き出す当時としては国産車最強のパワートレインでした。

実際には300psはゆうに超えるポテンシャルでありながら、当時の日本国内における最高出力の自主規制より上限の280psに抑えられていました。

360N・mのトルクを地面に伝える駆動方式はフルタイム4WDを採用し、当時の日産における先進技術であったSuper HICASと呼ばれる電子制御式の4WSシステムを搭載し、優れた操縦安定性を実現していました。

16年の時を経て平成に復活したR32スカイラインGTR

16年の時を経て平成に復活したスカイラインGTR

ボディ剛性の高さは当時の競合他車を完全に凌駕していた

ハイパワーと優れたフルタイム4WDと電子制御4WSによる優れた操縦安定性を誇るR32スカイラインGTRのもうひとつの特徴はそのボディ剛性の高さです。

R32モデルは車両重量1.5トンを切るモデルですが、これほどのボディ剛性を実現しながら1.5トン以下の車両重量を実現した当時の日産のボディ設計技術は非常に素晴らしかったといえます。

実際に私自身も某自動車メーカーのテストコースでR32スカイラインGTRと当時ピュアスポーツとして開発されGTRより遅れること3年で登場したスポーツカーを乗り比べる機会がありましたが、そのボディ剛性の差は歴然でした。

テストドライバーによる走行に同乗させてもらいましたが、ドリフト走行で山岳路を走行する時スカイラインGTRでは全くボディの捩れを感じることなく助手席シートにしっかりと腰を落としたまま恐怖を感じることなく安心して走行を体験することができました。

一方のピュアスポーツでの同乗では同じくドリフト走行でコーナーを駆け抜ける際に明らかにボディの捩れを感じ特にシートの腰の辺りが捩れて持っていかれるようなすわりの悪い不安定感があり、プロのドライバーの運転といえどもどこかで突然車の挙動が破綻して事故るのではないかという恐怖を感じながら同乗していた記憶があります。

このR32スカイラインGTRは現在も中古車市場に流通していますが20年以上経つ初期モデルでも車体剛性の高さが維持されている車両も多いといわれています。

またエンジンブロックを鋳鉄製にするなど、もともとモータースポーツへの参戦を前提に造られた頑丈なエンジンもチューニングマニアにR32GTRの中古車が高い人気を誇っている要因となっています。

アメリカの25年ルールにより国内市場のR32 GTRの中古車は減少

アメリカの25年ルールにより国内市場のR32 GTRの中古車は減少

アメリカの25年ルールにより国内市場のR32 GTRの中古車は減少

平成生まれの名車であるR32スカイラインGTRも登場から25年以上が過ぎ、市場に流通している中古車はアメリカ市場で排ガス規制の対象から外れるクラッシックカー扱いとなります。

排ガス規制対応の必要ないクラッシックカー扱いになると自由にアメリカ国内に持ち込んで走行することが出来るようになります。

そういった背景から現在R32スカイラインGTRはかなり海外から買い付けも多い状況で日本国内での中古車の流通量はどんどん減少している状況です。

R32に続きR33やR34スカイラインGTRもいずれ25年ルールの適用となり、これらのモデルもアメリカ市場への流出が始まります。

平成の時代に生まれた日本の誇るべき名車であるスカイラインGTRが日本国内で走る姿を見られなくなるのは非常に寂しく、そんな状況にならないことを祈るばかりです。

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