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7年目の車検費用の相場は軽自動車だといくらくらいか?

自家用軽自動車は新車で購入すると、初回の車検は3年間となり、それ以降は2年ごとに車検を迎えることになります。

1983年に新車初回3年車検制度が導入される前は一律2年毎の車検であったため、2年、4年、6年と偶数年での車検でしたが、初回車検が3年になったことにより3年、5年、7年と奇数年での車検実施となりました。

車も7年目となると年間1万キロ走行するユーザーなら8万4千キロ、それ以上の走行距離を走るユーザーなら10万キロ以上の走行距離で車検を迎えることとなります。

普通車、軽自動車に限らず10万キロ近く走行すればさまざまな箇所の劣化や消耗が進み、車検整備時には交換が必要になる部品も多くなりますし、走行負荷頻度が普通車より多い軽自動車だとそれだけ劣化も早く進みます。

参考ページ:中古車選びで10万キロ走った軽自動車は選択肢としてありか

実際、軽自動車における7年目の車検での交換部品とその費用相場はどれくらいなのか?軽自動車ディーラーでの車検費用の見積結果やその他車検サービスの費用などを比較しながら、軽自動車における7年目の車検費用の相場について解説します。

7年目の車検を迎える軽自動車だとどんな部品が交換になる?

先にも述べた通り7年目になるとその走行距離はほぼ10万キロ近くかそれ以上になるわけですが、基本的には消耗品とエンジンオイルやブレーキフルードなどの油脂周りは交換部品の対象となるでしょう。

それに加えて法規制で定められているシャフトのブーツ類も恐らく破れている確率が高いので交換部品になるかと思います。

まず消耗品でいえば、ブレーキパッドとブレーキシューが挙げられますがブレーキはユーザーの運転の仕方によってその寿命が変わりはするものの、ブレーキパッドは5年目の車検で交換していたら7年目では交換無しでいけますが、5年目で交換していないユーザーなら7年目の車検では確実に交換になるでしょう。

次にブレーキシューについて、軽自動車の場合スポーツタイプを除いてリアはドラムブレーキを採用していますのでこのドラムブレーキを制動する摩擦材がブレーキシューになります。

軽自動車の場合、リアが軽く制動時にはフロントブレーキに大部分の荷重がかかるため意外とリアのドラムブレーキのシューの減りは少なく10万キロ走行でも全然残っている場合もありますので、こちらは車検時の確認結果での判断になります。

あとはベルト関係も基本は消耗品で、ファンベルトやエアコンコンプレッサーを駆動するベルトなども交換の対象となります。

油脂類で言えばまずエンジンオイルですが、これは車検毎に交換するユーザーも多いので7年目の車検時にもオイルフィルターと併せて交換するのが一般的です。

ATフルードもしくはCVTフルードも同様に油脂ですが、これはそもそも交換するかしないかで意見が分かれるところであり、メーカーの推奨は40,000kmといわれていますが交換せずにそのまま10万キロ以上乗り続けても問題ないケースも多いです。

ブレーキフルードはブレーキパッド交換時に併せて交換すると良いでしょう。

操舵系のダストブーツは破れていると車検に通らない

次にブーツ関係ですが、ドライブシャフトなどのダストブーツ呼ばれるゴム製のブーツは車を走らせるために必要な部品機能を保護するものであり、万が一それらが破損すると重大事故につながるという観点より、法律で点検整備が義務付けられています。

したがってこういったダストブーツ類に敗れ等の破損があると車検は通らないので交換が必要となります。

車検7年目の軽自動車の車検費用を比較

車検費用は、自賠責保険や重量税といった諸費用以外は車検を受ける業者によって異なります。なので車検を受ける場合は複数の車検代行業者の見積を取ってみて一番安いところにお願いするのがおすすめです。

実際に私が複数の車検代行業者に見積もりを取ってみた結果を紹介します。

車検を受けたのはダイハツミラ・ココア 2011年式、走行距離約80,000kmです

新車ディーラーでの7年目車検費用の見積結果

大項目中項目金額
車検整備基本料金30,672
法定費用自動車重量税6,600
自賠責保険料25,070
印紙代1,100
ロアアームブーツ左右交換6,480
ロアボールジョイントカバー交換1,664
タイロッドエンドブーツ左右交換6,480
ステアリングジョイントシール交換1,468
ナット部品238
Vベルト交換5,400
フロントディスクロータ交換22,032
フロントブレーキパッド交換7,884
CVTフルード交換10,800
防錆コート9,720
合計135,608

車検代行サービスでの7年目車検費用の見積結果

大項目中項目金額
車検整備基本料金13,000
法定費用自動車重量税6,600
自賠責保険料25,070
印紙代1,100
ロアアームブーツ・ボールジョイントカバー左右交換20,000
タイロッドエンドブーツ左右交換10,000
ステアリングジョイントシール交換1,468
ナット部品238
Vベルト交換5,400
フロントブレーキパッド交換12,000
ブレーキルード交換1,500
防錆コート10,000
合計106,376

カー用品ショップでの7年目車検費用の見積結果

大項目中項目金額
車検整備基本料金9,720
法定費用自動車重量税6,600
自賠責保険料25,070
印紙代1,100
ロアアームブーツ・ボールジョイントカバー左右交換10,302
タイロッドエンドブーツ左右交換5,788
ステアリングジョイントシール交換1,468
Vベルト交換4,730
フロントブレーキパッド交換11,037
ブレーキルード交換3,240
防錆コート8,000
合計87,055

軽自動車の7年目車検の費用相場

このように車検を代行してもらう業者によってその費用は大きく変わりますが、7年目(3度目)も車検ではやはり操舵系の重要保安部品のダストブーツ周りとフロントディスクブレーキパッド、Vベルト関係はどこの車検代行業者でも交換となりました。

見積結果と整備内容の妥当性からみて、7年目の車検を受ける軽自動車の車検費用の相場は、80,000円~100,000円といったところになるといえます。

なお新車ディーラーではフロントディスクローターの交換も項目に入っていましたが、その理由をディーラーに確認したところ、走行距離からマニュアルでは交換する事になっているためとの事でした。

実際に確認してみるとディスクローターに摩耗した痕跡も傷もなく、また実走行でブレーキを踏んでも特に違和感もない状態でした。

ディスクローターが変形するとブレーキング時にジャダーと呼ばれる振動が発生しますがそういった現象もないため交換は不要と判断できます。

新車ディーラーでは現状確認せずメーカーのサービスマニュアルの推奨に沿って機械的に部品交換などを行い本来ならば必要ない車検整備費用が発生するケースもあるので、しっかりと見積内容を確認することをおすすめします。

新型マツダアクセラは売れるのか!?

新型マツダアクセラが2018年11月27日にLAオートショーで世界初公開されました。

新型マツダアクセラはマツダブランドの急成長の牽引役ともいえる「SKYACTIVテクノロジー」と「魂動デザイン」を継承した、第7世代と呼ばれる商品群の第一弾です。

特に「魂動デザイン」は6世代のCX-5やCX-8の流麗さを表現しながらキャラクターラインに頼ることなく面構成のみでそのデザインの美しさと力強さを具現化した、深化した「魂動デザイン」と言われています。

ワンモーションのシンプルな動きでフォルムを描きつつ、繊細なボディ造形による光の移ろいやリフレクションの動きによって、これまで以上に力強く、味わい深い生命感をつくり込みました。そのうえで、ハッチバックではエモーショナルさを、セダンではエレガンスさを追求し、「Mazda3」というひとつのネームプレートのもと、まったく異なる2つの個性をつくり上げています。

マツダニュースリリースより引用

2017年の東京モーターショー出展されていたコンセプトカーにほぼ近い状態での市販化だといえますが、個人的にはもう少しコンセプトカーに近づけたデザインで市販化してほしかったと思います。


新型マツダアクセラのラインアップ

新型マツダアクセラは、現行アクセラと同じくボディタイプとしてはセダンとハッチバックモデルの2種類になります。

先代のアクセラはハッチバック、セダン共にこじんまりとした印象のボディでしたが、新型アクセラは曲面を効果的に組み合わせることでのびやかでスタイリッシュなデザインという印象です。

画像出典:mazdaニュースリリース

外観寸法をハッチバックで比較してみると、現行のアクセラの全長が4470㎜なのに対して新型アクセラは4459㎜と若干短いにもかかわらずそういった印象を与えるあたりも深化した「魂動デザイン」だといえますね。

一方のセダンは現行よりも全長が82㎜も長くなっており、おかげでCピラー周りからトランクエンドまでの造形は現行の尻切れトンボのような印象がなくなりました。

アテンザに近いデザインではありますが、アテンザよりも固まり感が強く面全体の力強さも強調されているといった印象です。

マツダのアイデンティティである5角形大型グリルと2代目cx-5から継承される切れ長でシャープな印象を与えるヘッドライトは美しい新型アクセラのプロポーションにマッチしたデザインですが、今やマツダ車の全ラインアップに共通する大型の5角形グリルは見飽きた感もあり、新鮮なイメージが薄いのも事実です。

マツダは自社のブランドシンボルとして大型の5角形グリルを採用しBMWのキドニーグリルのようなブランドイメージの構築を目指しているようですが、BMWの場合だとキドニーグリルの基本形は残しながらもその造形はモデル毎に表現を変えて常に新鮮な印象をユーザーに与えています。

マツダ車もユーザーに飽きられないブランドシンボルを構築するためには、基本テーマは継承しつつももう少しモデル毎でのデザインを取り入れるべきではないかと思います。

新型アクセラのエンジンバリエーション

新型アクセラのエンジンバリエーション、いわゆる搭載されるパワートレインですがエンジンはガソリンエンジンでは現行と同じく排気量1500㏄の「SKYACTIV-G 1.5」、排気量2000㏄の「SKYACTIV-G 2.0」、そして次世代エンジンとして注目を浴びているSPCCIと呼ばれる従来のガソリンエンジンとは異なる着火方式を採用した「SKYACTIV-X」の3種類となっています。

加えてマツダ得意のクリーンディーゼルエンジンとして排気量1800㏄の「SKYACTIV-D 1.8」が搭載されます。

先にLAモーターショーで発表されたMAZDA3には、ガソリンエンジンに排気量2500㏄の「SKYACTIV-G 2.5」が搭載されますが、日本国内仕様にはその設定は無いようです。

また現行アクセラに設定されているハイブリッドモデルですが、現行同様のトヨタプリウスのハイブリッドシステムをそのまま移植したストロングハイブリッドの設定は無いようでマイルドハイブリッドを採用した機種の設定となるようです。

トランスミッションは、オーソドックスなステップATである6速ATと6速MTの設定となっており、CVTやDCT設定は無しとなっています。

新型マツダアクセラの日本での発売時期はいつか?

LAモーターショーで日本に先駆けて世界初公開された新型マツダアクセラですが、日本での発売時期については現時点正式にマツダから発表はされていませんが2019年の春前の3月頃には日本国内の市場へも投入されると思われます。

少なくとも消費税税率10%施行前には市場に投入されると思いますが、ひとつ気になるのは「SKYACTIV-X」の導入時期で、開発自体が難航しておりベースとなる既存のガソリンエンジンやディーゼルエンジンの投入よりも半年もしくはそれ以上遅れて市場投入されるとの情報もあり、そうなると消費税増税前のタイミングでの購入が微妙になることが予想されます。

もちろんマツダ自身もそのあたりを考えて市場投入してくると思いますが、増税前という事を優先するあまり本来の車としての完成度が低いまま見切り発車するような事をすれば後々リコール等で痛いしっぺ返しも食らいますし我々自動車ユーザーからの信頼も失う事になりかねませんので、しっかりと完成させてから市場に投入してもらいたいですね。

新型アクセラの国内の販売価格はどれくらい?

新型マツダアクセラの国内での新車価格はまだマツダより公表されていませんが、廉価版の1.5Lモデルと2.0Lのベースモデルは恐らく現行アクセラとほぼ同等の販売価格になるのではないかと予想できます。

ただ2.0Lのガソリンエンジンモデルは現行アクセラの国内のラインアップからも2016年に廃止されているので設定されるかどうかは微妙なところです。

注目は新しく追加されるSKYACTIV-X搭載モデルの価格ですが、上位機種であるアテンザとの住み分けを考えるとベースグレードでも280万円以下の価格設定は必須で、250万円から260万円の価格帯で設定されそうです。

新型マツダアクセラは売れるか?

LAモーターショーでの公開を皮切りに深化した「魂動デザイン」が世界中から高い評価を受けている新型マツダアクセラですが、今の時代のニーズから考えればプリウスと同様のハイブリッドモデルを持たずにマイルドハイブリッドとし、内燃機関の効率向上路線で勝負するマツダの商品戦略がずばり吉と出るかは疑問なところです。

ただそういった部分をカバーして余るほどのデザインの秀逸さは既存のマツダ車ファン以外を取り込む魅力と資質は十分に備えており、グローバルでも日本国内でも現行アクセラ並みの販売台数は維持できるのではないかと思います。

新型アクセラの登場で現行アクセラの中古車はどうなる

新型車が登場すれば旧モデルは中古車として市場で評価されることになりますが、人気車種の新型車の人気がイマイチだと中古車市場で中古車の人気が急上昇したりします。

ではアクセラの場合はどうか?という事ですが新型アクセラはデザインも評価が高くボディサイズ的にも現行アクセラをほぼ踏襲していることもありターゲットユーザーからは現行以上の評価を得ることが予想されますので、現行モデルの中古車価格が大きく高騰するといった事はないのではないかと思われます。

むしろもともとデザイン的にも古さを感じさせず、その品質作り込みを含めて車としての完成度が非常に高い現行アクセラは中古車としても非常に魅力のある車種だといえます。

現行アクセラが登場した初期型は独自のナビゲーションシステムのマツダコネクトの精度などいろいろと問題も多い車でしたが、後期型ではそれまでの海外製のナビソフトから日本製のナビソフトに変更するなど、度重なる商品改良を経てそういった欠点は完全に解消されていますので問題はないといえます。

SKYACTIVテクノロジー自体は現行のアクセラを含む、マツダで言う6世代のモデルで完成し熟成され尽くしていることと、モデルチェンジ後も古さを感じさせない「魂動デザイン」をまとった現行アクセラは中古車の中でもおすすめの車種だといえます。

アクセラの中古車選びで失敗しないために

新型マツダアクセラの登場で現行アクセラの中古車の流通量も一気に増えてくることが予想されますが、中古車選びは市場にその車種の中古車の流通量が増えるほど選択肢が拡がる一方、程度の善し悪しを見極めるのも難しくなってきます。

最近は中古車購入もネットの中古車検索サービスを利用して地元近所だけではなく県外にある中古車も選択肢として検討する事が出来るようになり、選択肢の幅も広がりより自分の条件に合った中古車を選べるようになりました。

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カーセンサー経由で県外から中古車を購入、そのメリット・デメリット
県外の中古車をネットで購入する

ただやはり県外にある中古車を選ぶ際にはなかなか現車確認に行けないとか中古車販売店そのものの評判や対応を直接確認できないという不安もあります。

「マツダアクセラの中古車を県外も含めて探したいけど、自分ではなかなか程度の良い中古車を探す自信がないし販売店の対応も不安・・」

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山口モーターフェスティバル 2018 周南レポート

2018年の11月10日・11日と、山口県の周南市で開催された「山口モーターフェスティバルin周南」の概要と出展していた各自動車メーカーと展示モデルの情報を紹介します。

山口モーターフェスティバルは2017年にも開催されましたが今年2018年も同様に開催されました。

2017年は山口きらら博記念公園 多目的ドーム内での開催でしたが、2018年はキリンビバレッジ周南総合スポーツセンター・メインアリーナへ会場を移しての開催となりました。

山口モーターフェスティバル2018チケット

キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターのメインアリーナは約2835m2とそれほど広い場所ではないのでモーターフェスティバル自体もこじんまりとした感じでの開催です。

そもそものモーターフェスティバルの開催はモーターショウとは異なり実際にその場での商談や見込み顧客の開拓がメイン目的だといえます。

イベントを楽しむという側から見れば、東京モーターショウや東京オートサロンなどの広い会場でのイベントは見ごたえはあるものの全部回るにはかなりの時間を要しますし疲れるので、この程度の規模のイベントの方が普段触れる機会の少ない、あるいは敷居が高くてなかなか新車ディーラーとかにも足を運びづらい欧州プレミアムモデル他の輸入車をじっくり見ることが出来るのでいいですね。

山口モーターフェスティバル2018会場

山口モーターフェスティバルに出展している自動車メーカー

山口モーターフェスティバルに出展している自動車メーカーは以下の通りです。

輸入車は、アウディ、フォルクスワーゲン、アルファロメオ、アバルト、JEEP、BMW、フィアット、マセラティ、ルノー、プジョー、リンカーン、メルセデスベンツ、ボルボ、

国産車ではトヨタ、マツダ、ホンダ、日産が出展しています。

各自動車メーカーの車両展示エリアにはそれぞれ営業マンが常駐しており、仕様や価格の事を細かく説明してくれます。

そういった意味からも各自動車メーカーのディーラーからの出展といった方が正しいかもしれません。

では実際に各自動車メーカー毎に展示されているモデルについて紹介していきます。

アルファロメオ

まず会場入り口を入って左手の一番近くに展示エリアを構えていたのが「アルファロメオ」と「フィアット」です。

フィアットとアルファロメオはFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のブランドでありその他には「アバルト」と「ジープ」のブランドを日本国内では展開しています。

アルファロメオSTELVIO

アルファロメオから展示されていたモデルはSUVモデルのアルファロメオSTELVIOです。
アルファロメオSTELVIOこのSTELVIOは直列4気筒の2.0Lターボエンジンを搭載し、最高出力は206kw(280PS)、最大トルクでは400N・mを発生する4WDのSUVモデルです。

アルファロメオ伝統のグリルを継承した顔つきはアルファならではの個性を醸し出していますが車としては特に突出したところはないといった感じです。

アルファロメオSTELVIO フロントマスク

内装ではセンターコンソルに本杢パネルを採用するなど細部の作り込みはかつてのプラスチッキーな内装のイタリア車とは一線を画す質感を実現しています。

アルファロメオSTELVIO センターコンソール

乗り込んでドアを閉めるとメーターパネルの中央にアルファのエンブレムがゆっくりと浮かび上がってくる演出はさすがイタリア車のセンスといった感じです。

アルファロメオSTELVIO メーター1

アルファロメオSTELVIO メーター2

アルファロメオSTELVIO メーター3

車両価格は見積もり総額で753万円と決して安くはない価格だといえますが、ボディサイズ的に近いBMW X3に対するパフォーマンスの差を考えると妥当な価格設定ではないかと思います。

一昔前はアルファロメオをはじめとするイタリア車は電装系のトラブルが多いといわれていましたが現在のイタリア車の品質は国産車や欧州車に比べ全く遜色ありませんので品質面での問題はないといえます。

アバルト

サソリのエンブレムがかっこいいアバルトは、かつてはイタリアに存在した自動車メーカーで、フィアット車をベースにしたチューニングカーの販売を行うブランドでした。

アバルトエンブレム

フィアットに買収されて以降は、フィアット車のチューニングメーカーとして存在しフィアット500をベースにしたアバルト500などをブランドモデルとして市場に投入しています。

アバルトより出展されていたのは「アバルト595コンペティツィオーネ」と「アバルト124スパイダー」の2モデルになります。

アバルト595コンペティツィオーネ

アバルト595コンペティツィオーネは、フィアット500をベースにアバルトチューンされたホットハッチモデルで、この595コンペティツィオーネは最高出力=132kw(180PS)/5500rpm、230Nm(23.5kgm)/2000rpmのパフォーマンスを有しています。

アバルト595の車両重量は約1.1トンなので、パワーウエイトレシオで見れば6.2kg/PSとなることを考えると、実際にハンドルを握ってみたら強烈な加速性能と丸くてコンパクトなボディからは想像の付かない怒涛の走りを体感できるのではないかと思います。

アバルト595コンペティツィオーネ

シートの硬さまでもが非日常的

アバルト595の室内も外観と同様にセンターに蠍のエンブレムが施された太く小径なステアリングをはじめ、ABARTHのロゴをまとった専用のサイドサポートの突き出したサベルト製スポーツシートが設定されていますが、このシートに実際に座ってみると驚くことにほとんど沈みません。

クッションがないのではなく、まさに沈み込みがないといった感じでほとんどレーシングカートのシートに座ったときと同じような感触です。

アバルト595コンペティツィオーネ内装

クルージングや街乗りなど、日常走行においてこのシートの硬さは耐えうるものなのか微妙な感じがしますが、これもまたアバルト595の非日常性の一部としてファンからの支持を得ている部分だと思います。

アバルトのもうひとつの特徴は、シフトチェンジでシフトレバーはなく、代わりに4つのプッシュボタンがダッシュパネルに設けられています。

アバルト595コンペティツィオーネシフトボタン

シフトはMTモードとATモードが選択でき、MTモードのときはステアリング部に設けられたパドルシフトを使ってドライバーの意思によってシフトチェンジを行えます。

私自身も以前にこのアバルトのシフトを試乗体験したことがありますが、シングルクラッチの自動MTはスポーツ走行は楽しめるものの癖の強い乗り味なので実際に試乗してその操作性やフィーリングが自分の感覚に合うかどうかを確かめたほうが良いといえるでしょう。

アバルト124スパイダー

アバルト124スパイダーは、マツダロードスターのプラットフォームを流用しアバルトブランド専用に開発・製造される2シーターのオープンスポーツです。

アバルト124スパイダー正面

マツダロードスターベースとはいえ、エンジンはFCA製の直列4気筒マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボエンジンを搭載し、最高出力=125kw(170PS)/5,500rpm、最大トルク=250Nm(25.5kgm)/2,500rpmを発揮します。

アバルト124スパイダーエンジン

外観はマツダロードスターよりも若干エッジの聞いたフォルムでかつての124スパイダーをイメージしたフロントフェイスを採用しています。

内装は操作機器類の配置は基本的にマツダロードスターと共通で、アバルト専用シートをはじめ各部の質感でロードスターとは全く異なる空間を実現しています。

アバルト124スパイダー内装

アバルト124スパイダーは、オプション装備によって若干は異なりますが諸費用込みの総額では470万円の価格となります。

マツダロードスターをベースに作られた車として考えてしまうと、470万円という価格は高いと感じてしまいますが、実際には全く別物の車として作られており十分アバルトブランドとしての価値のある車だと思います。

実際にアバルト124スパイダーの開発は、開発委託を受けたマツダが担当したといわれていますが、アバルトブランドのスポーツカーとしての味付けや最終的な商品性の判断はFCAが全て行ったいわれており、ロードスターの延長線上にあるスポーツカーでないことは間違いないようです。

JEEP

JEEPエンブレム

JEEPはFCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)のクライスラーのブランドとして日本では数少ない名前の知れたアメ車ブランドです。

展示されていたのはJEEPコンパスとWRANGLER UNLIMITED SPORTの2台です。

JEEPコンパス

JEEPコンパス

JEEPコンパスはアメ車らしくないコンパクトですっきりとしたデザインのSUVで、個人的にはこのエクステリアデザイン自体は好きなのですが、内装デザインがいかんともしがたいといったところです。

JEEPコンパス内装

あまりに簡素すぎて、モデルによっては総額で400万円を超える車にはとても思えませんでした。

またパワートレインも直列4気筒の2.4Lガソリンエンジンのみの設定となっており、パフォーマンス的にも最高出力=129kw(175ps) / 6,400rpm、最大トルク=229Nm(23.4kgm) / 3,900rpmと1.6トンのボディをきびきびと力強く走らせるには役不足感は否めないという感じです。

そういった意味からも、JEEPコンパスに400万円を投入するのならばマツダCX-5を選択した方が良いかなといったところです。

WRANGLER UNLIMITED SPORT

WRANGLER UNLIMITED SPORTは快適性と安全性を備えつつも高い悪路走破性を持つJEEPの代表車種です。

パワートレインはV型6気筒 DOHCガソリンエンジンを搭載し、209kw (284ps)/6,350rpm、347kw (35.4kg・m)/4,300rpmのパフォーマンスを発揮します。

WRANGLER UNLIMITED SPORTエンジン

エクステリアではフリーダムトップと呼ばれる、3ピースに分かれたハードトップを採用したり水洗い可能な室内等、遊び心満載の車ですね。

価格的には車両本体価格で430万円から購入可能であり、V6エンジンのスムーズさと本格オフローダーとしての走破性を兼ね備えながらこの価格は魅力的ではないでしょうか。

WRANGLER UNLIMITED SPORT

ただし、ドアのつくりや内装の質感など、400万円を超える車としての期待値は低いのでそのあたりは割りきりが必要な車だといえます。

プジョー

ブルーライオンのエンブレムで有名なプジョーはフランスの自動車メーカーで、今回の山口モーターフェスティバルにはプジョー2008が出展されていました。

ブルーライオンのエンブレム

プジョー2008はコンパクトSUVのジャンルに属する車で、ボディサイズ的には全長=4160mm、全幅=1740mm、全高=1570mmであり、4275mm、1765mm、1550mmのボディサイズを持つマツダCX-3と競合する車です。

マツダCX-3を買うならディーゼル仕様とガソリン仕様のどちらがおすすめか

プジョー2008

車両外観の印象としては特別スタイリッシュな印象は受けず、プジョーらしい独創的なデザインを取り入れながらもフロントフェイスのブルーライオンのエンブレムを中心に他のモデル同様プジョーブランドの統一イメージを表現しています。

パワートレインは普段使いなら十分だけどパンチ力は欠ける

このプジョー2008に搭載されるパワートレインは1.2L直列3気筒ターボエンジンと6速ATの組み合わせとなります。

最高出力=81kw(110ps)/5,500rpm、最大トルク=205Nm/1,500rpmとなっており、数値スペックで見る限りは決してパワフルなエンジンとはいえませんが6速ATとの組み合わせにより街乗りや郊外へのドライブの際には特に不満を感じることはないのではないかと思います。

ただ高速道路での追い越し加速等々が必要なシーンでは、1.2トンのボディを引っ張るには非力であり、そういったシーンでのパンチ力は欠けるのかなといった印象です。

内装は中央にブルーライオンのエンブレムを冠したステアリングの質感はよく、ナビモニター周りの操作性もよく、可もなく不可もなくといった印象でした。ただメーターパネル周りなどにプラスチッキーな感じがあるのは残念なところです。

プジョー2008

ボルボ

ボルボはスェーデンの自動車メーカーで、日本ではボルボ・カージャパンが各種ラインアップを販売しています。今回の山口モーターフェスティバルではボルボカー山口より多数のモデルが出展されていました。

XC90 T6 AWD INSCRIPTION

XC90はボルボのラインアップ中でも最上級車種となるプレミアム7シーターSUVモデルです。

XC90 T6は、2.0Lの直列4気筒ガソリンエンジンを搭載しており、そのガソリンエンジンはターボチャージャー+スーパーチャージャーで過給されています。
その結果、最高出力=235kw(320PS)/5,700rpm、最大トルク=400Nmを発生し車両総重量で約2.5トンのボディを引っ張ります。

なので全長で5m近く全幅では2m近い大柄なボディをぐんぐん加速させる走りは圧巻そのものではないかと思いますし、シンプルですが睨みをきかせたフロントマスクで後方からXC90が迫ってきたら思わず道を明けてしまいそうです。

XC90 T6 AWD INSCRIPTION

内装はまさに芸術品というに相応しいほどに作りこまれており、センターコンソール他各部に施された本杢パネルと白いレザーシートの組み合わせのセンスの良さには脱帽です。レクサスやクラウンといった日本の高級車の内装品質も多くのモータージャーナリストらに賞賛されていますが、改めてこのボルボXC90の内装をみるとまだまだプレミアムの域には達していないなと感じました。

XC90 T6 AWD INSCRIPTIONは1000万円オーバー
ボルボは昔から日本での販売価格は高い車だといわれていますが、このXC90 T6 AWD INSCRIPTIONも例に漏れず非常に高価な車で、その値段はオプションの内容にもよりますが総額で1000万円を超える価格となっています。

V90
V90はボルボのラインアップの中で最上級のステーションワゴンモデルですが、V90もXC90同様のグレード展開でT6モデルでは同様の.0Lの直列4気筒ガソリンエンジン+ターボチャージャー+スーパーチャージャーを搭載しています。

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