車は購入したらコレクションでもない限りは、基本的にはほぼ毎日車に乗るのが普通ではないかと思います。
勿論週末だけしかならないといったユーザーもいますが、例えば1ヶ月とか2カ月以上車に乗らないといったケースは普通の生活範囲の中では稀な事だと思います。
一方で会社勤めの方の場合、突然に海外勤務を命じられたりそれまで車が必需品であった生活圏内から、公共交通機関が発達していて車が必要無い都心部などへ転勤になることもあります。
このような場合それまで乗っていた車には乗りたくても乗れない状態になるわけで、車自体を売却するか、もしくは長期間保管する事になります。
車を長期間保管する場合はどのような保管方法をすればよいのか、また長期保管にあたって必要な事などについての情報を紹介します。
車の長期保管で最も影響があるのはエンジン
車を長期保管する場合、エンジンも長い間かけないといった状態も想定されます。
自動車のエンジンは、シリンダーの中をピストンが高速移動して車を走らせる力を生み出しています。そして、このシリンダーの中をピストンが高速移動する際には、滑らかに移動できるように潤滑剤としてエンジンオイルの油膜が形成されています。
車のエンジンを長期間始動させない状態で放置すると、潤滑剤の役目のエンジンオイルが自重で下に落ちてしまいます。
エンジンオイルが落ちてしまうと、シリンダーとピストンの間の油膜が無くなってしまい、金属同士が擦れ合う状態になってしまいます。
この状態でエンジンを始動すると、金属同士の接触による傷付きや焼き付きが発生し、エンジンに大きなダメージを与える事になります。
車を長期保管する場合でもエンジンは定期的にかけるようにしよう
こういった状態をドライスタートと言いますが、長期間放置された車において最も深刻なダメージだといえます。
このドライスタートを防止するには、長期保管して乗らない車でもエンジンは定期的に少なくとも一週間に1回は完全暖機するまでエンジンをかけるようにするのが効果的です。
またどうしても定期的にエンジンをかけるのが難しいといった場合には、エンジン添加剤がおすすめです。
エンジン添加剤はエンジンオイルに添加するコーティング剤で金属同士の接触を防ぐ皮膜を生成し、「ドライスタートのダメージを防ぎます。
代表的なエンジン添加剤は「SX8000」で、この効果は絶大で、摩擦抵抗が小さくなることによる燃費改善効果も期待できます。
実際に私もこの「SX8000」を使用していますが、ドライスタートの心配を解消する事ができ、燃費も約20%向上を体感できました。
電装系とタイヤのトラブルも避けられない
その他に車を長期保管する際の問題としては、電装部品関係のトラブルとゴム部品の代表であるタイヤのトラブルが挙げられます。
電装系部品は通電して稼働していないと家電と同じく劣化してしまうので、長期間車を動かさずに保管したままだと、IGコイルやオルタネーターなどの電機系のトラブルが起きる事も。
またタイヤは長期間伸縮させないと硬化してしまい、ひび割れが発生します。ゴム自体が硬化してしますとグリップ力が無くなってしまい、プラスチックのタイヤの如く滑るようになります。
メンテナンスをしながら長期保管できない場合は売却検討も
このように車は長期間動かさないとさまざまなトラブルが起きやすく、こういったトラブルを防止するには定期的なメンテナンスが必要です。
しかしながら、長期間海外に赴任したり、都心などに転勤になって定期的に動かしたりエンジンを始動させるといったメンテナンスをお願いできる家族や知人がいない場合は、一旦車を売却するというのも方法です。
長期間乗らずに保管しているうちに劣化しますし、年式が古くなるとその車の中古車価格も下落してしまうのでそうなるよりは相場価格が高いうちに売却して、また必要になったらそのお金で新しく購入する方が得策ですね。
そして車を売却するのなら、”1円でも高く売れた方が良い”という事になりますが、愛車を1円でも高く売りたいなら、「査定一括見積もり」がおすすめです。
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