あおり運転の社会問題化と厳罰化にともない、今やドライブレコーダーは自動車を運転する上で欠かせないアイテムになりました。
中でも最近人気なのがスマートルームミラーとかデジタルインナーミラーとも呼ばれる、ミラー型のドライブレコーダーです。
ミラー型のドライブレコーダーのメリットは、
- 常にクリアな後方視界が確保できる
- 録画状態が常に確認できる
- 夜間の後方視界は肉眼以上の視認性
- GPSを搭載しているので常に正確な位置情報と時刻を把握できる
一方のデメリットは、
- ルームミラーの防眩機能が使えなくなる
- モニターへの映り込みがある
- 通常のルームミラーと距離感が違う
- 後付け感が目立つ
といったことが挙げられます。
ここではミラー型ドライブレコーダーのメリットとデメリットについて詳しく解説するとともに、ミラー型ドライブレコーダーを購入する際の注意点やおすすめのミラー型ドライブレコーダーの製品情報などを紹介しています。
ミラー型ドライブレコーダーとは
ドライブレコーダー機能が内蔵されたルームミラーで、デジタルインナーミラーやスマートルームミラーとも呼ばれています。
現在はオートバックスなどのカー用品店やホームセンター、ネット通販ではAmazonや楽天市場でもいろいろな種類のミラー型ドライブレコーダーが販売されています。
ちなみに自動車メーカーが純正もしくはオプションで設定しているデジタルインナーミラーやスマートルームミラーは、録画機能を持たない後方確認のみの機能が主流でしたが、2020年に登場したトヨタ新型ハリアーから録画機能を持ったデジタルインナーミラーが採用されました。
出典:TOYOTA
ただハリアーに搭載された録画機能の付いたデジタルインナーミラーは録画画像をその場で再生することができないため、ドラレコに求められる機能の「その場で証拠を確認する」ということができません。※
※2021年時点
ミラー型ドライブレコーダーの見え方について
現在市場に流通しているミラー型ドライブレコーダーは画質は前後とも非常に鮮明です。
実際にミラー型ドラレコで撮影した動画をご覧ください。
ミラー型ドライブレコーダーのメリット
ミラー型ドライブレコーダーのメリットについて解説します。
1.常にクリアな後方視界が確保できる
ミラー型ドラレコは後方視界にリアウインドウを介さないので常に後方の視認性が確保できます。
ミラー型ドライブレコーダーは雨の日と荷物満載時にその真価を発揮!
通常雨天時の運転では、リアウインドウの雨の水滴が付着するためルームミラー越しの後方視界が非常に悪くなりますが、ミラー型ドライブレコーダーの場合はリアカメラを車外に設置すればリアウインドウに付着する雨水に視界を遮られることなく、常にクリアな視界を確保できます。
またミニバンやSUVなどの、荷室と室内がつながっている車種で荷物を満載にしてもカメラ映像でリアの視界を確保できます。
2.録画状態が常に確認できるので録画トラブルが事前に把握できる
ミラー型ドライブレコーダーはルームミラーモニター画面に録画状態が表示されるのと、SDカード不良などのエラーがモニターに表示されるので、録画トラブル状態を事前に把握し回避することができます。
ドライブレコーダーで最も多いクレームは「録画できていると思ったら出来ていなかった」という内容です。
録画トラブルはSDカードの不良やシステムトラブルなどその要因は様々ですが、フロントガラスに取り付けるドライブレコーダーの場合、取付箇所によってはドラレコ本体がルームミラーの死角になり作動状態が確認できないこともあります。
実際に私が取り付けていたドラレコも作動状態が運転席から確認できず、録画されていると思っていたらSDカードのエラーでまったく録画されていないことがありました。
事故が起きた時にこのような録画トラブルが発生していたらドライブレコーダーとして全く役に立たないということになりますので、未然防止の観点からも録画状態が確認できるということは重要だといえます。
3.夜間の後方視界は肉眼以上の視認性
ルームミラーに映し出される夜間の後方視界が肉眼以上の視認性であることも、ミラー型ドライブレコーダーの大きなメリットです。
カメラに搭載された暗視機能により、夜間に人間の目では確認できない風景も鮮明にモニター画面に映し出します。
フロントカメラにおいても同様の性能が確保されていますので、夜間に事故に遭遇した場合でも鮮明な証拠画像を記録することが可能です。
4.GPSを搭載しているので常に正確な位置情報と時刻を把握できる
ミラー型ドライブレコーダーでGPS機能を搭載しているモデルは、位置情報と時刻をリアルタイムにGPSで更新します。
専用のビューワーソフトで再生すればGPS情報等も確認することができます。
ミラー型ドライブレコーダーのデメリット
一方のミラー型ドライブレコーダーのデメリットは以下が挙げられます。
1.ルームミラーの防眩機能が使えなくなる
ミラー型ドライブレコーダーは今あるミラーの上に被せて設置するので、本来のミラーにある防眩機能は使えなくなります。
HDR機能付きのデジタルインナーミラーなら防眩機能をカバーできる
ルームミラーの防眩機能は夜間の後続車からのヘッドライトの眩しさを軽減する機能ですが、HDR機能によってルームミラー型のドライブレコーダーでも同様の性能を確保することが可能です。
このHDR機能は結構重要で、有ると無いのでは使い勝手が全然変わってきますので、ルームミラー型のドライブレコーダーを選ぶ際にはHDR機能が搭載されている製品を選ぶことをおすすめします。
2.モニターへの映り込みがある
ミラー型ドライブレコーダーはモニターへの映り込みが起きるため、特に日中の晴天時などは映り込みがかなり強くモニター画像が非常に見づらい状態になります。
ミラーの角度を下向きに調整すれば映り込みを緩和できますが、フロントカメラ一体型のモデルだとカメラ自体も一緒に動いてしまうため、ミラーを下向きにし過ぎると、フロントの映像がうまく映せなくなります。
どのモデルにも反射防止フィルムが付いていますが、サイズがルームミラー鏡面と合っていないことも多く、また埃が付着しないように貼るのも結構難しいのであまり実用的とは言えません。
なので映り込みが気になる場合はモニターをオフにして普通のルームミラーとして使用する方が良いです。
モニターをオフにして普通のルームミラーとして使用している時も、前後の録画は行われています。
3.通常のルームミラーと距離感が違う
ルームミラー型ドライブレコーダーでもっとも注意すべき点は、通常のルームミラーと距離感が異なるという点です。
ルームミラー型ドライブレコーダーのモニターに映されるリアカメラ映像は、実際の距離よりも遠くに映ります。
したがってモニター画面に映る距離感を目安に運転すると、後続車や後方の障害物との距離が予想以上に近く思わぬ事故に遭遇してしまう恐れがあります。
ルームミラー型のドライブレコーダーを装着する場合は、事前に必ずモニター画面に映し出される映像と実際の距離の差を確認しておくことが重要です。
バック時に表示されるガイドラインも実際の距離とは異なりますので、あくまでも目安程度に考えておいたほうが良いです。
4.後付け感が目立つ
純正のルームミラーの上に被せて、さらに付属のゴムバンドで固定しますので車室外から見ると後付け感が以外に目立ちます。
車内からは後付け感はまったく感じられないので、割り切ればそう気にはならないともいえますが、どうしても気になるという方は純正ミラーと交換するタイプのものもあるようなのでそちらを選ぶという方法もあります。
まとめ
メリット・デメリットから見たミラー型ドライブレコーダーを購入・設置するときの注意すべきポイントとしては、
- リアカメラはできるだけ車外に設置する
- SDカードは消耗品と考え予備を持っておく
- GPSとHDR機能が搭載されている製品を選ぶ
- 映り込みはある程度割り切りが必要
- カメラ映像と実際の距離感には大きな差があるので要注意
おすすめのミラー型ドライブレコーダーはどれ?
これらの注意すべきポイントを踏まえた、また機能的にも進化が進んでいる最新のミラー型ドライブレコーダーでおすすめ機種はこちらです。
ミラー型ドライブレコーダーの口コミ
参考までに、実際にミラー型ドライブレコーダーを設置された方の口コミ評価や評判です。
とりあえず一発目はミラー型ドライブレコーダー!
VANTOPの4K12インチのをつけてます!
夜間は暗視モードに切り替わるのかな?
通常のミラーじゃ後ろが見えない暗さでも見えてました!
フロントカメラのみ、リアカメラのみ、フロントとリアをセパレートで同時に映すことが可能です!
使いやすいです! pic.twitter.com/XRkkRw8g5o— シン@ハスラー (@sin_hustler) December 27, 2020
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