DMMAUTOはあのDMM.comが新規参入する車買取サービスですが、最大の売りは「スマホで撮影するだけで車が売れる」という点です。
従来の車買取査定の流れである、ユーザーが買取専門店やネットの一括査定サービスへ申し込みを行い査定員による現車査定を経て金額決定といった手間のかかるプロセスを、画像情報をもとにAIが査定金額を算出することで実現しています。
そんな新しい車の売り方として話題のDMMAUTOの評判や口コミ、実際に使ってみてわかったメリットやデメリットなどを紹介します。
DMMAUTOによる車査定の流れ
DMMAUTOで車を査定する基本的な流れを紹介します。
DMMAUTOではスマホで査定申し込み~売却までが完結できますが、そのためにはまず専用のスマホアプリをダウンロードする必要があります。
スマホアプリはiphone、アンドロイド両方に対応しています。
スマホアプリを介して行う作業の流れは、
1.車のボディを撮影
2.メーター画像を撮影
3.車検証を撮影
4.車の状態などの申告(いくつかの質問に回答)
となります。
作業は自宅の駐車場でもできますし車検証をあらかじめ準備しておけば3分もあれば完結できます。
これらの作業を完了するとその場で自分のスマホに買取査定金額が提示されます。
この買取査定金額はDMMAUTOが実際に買い取る金額であり、申告した車の状態と現車の状態に大きな乖離がない限り提示された金額での買取となります。
車両を引き取りに来た際にその場で再査定されて、いろいろとケチをつけられえて減額されるようなことはありません。
DMMAUTOアプリの使い勝手は?
DMMAUTOのスマホアプリの使い勝手ですが、アプリ自体の起動もスムーズで50MB程度の軽いアプリです。
操作自体もアプリ上で手順が案内されますのでそれに従い淡々と進めるだけでだれでも簡単に操作することができます。
スマホアプリによくありがちな広告バナーなども一切表示されないので煩わしさを感じる事がないのがいいですね。
DMMAUTOの査定額は高いのか安いのか?
肝心の査定額ですが、結論としては一括査定よりも若干安い査定額が提示されるケースが多いです。
その主な要因は、
①オプション装着などの査定プラス要因が評価されないこと
②買取価格相場の平均値~最安値の間で価格設定している
という事が挙げられます。
①についてはやはり査定員などの人による査定ではないのでどんなオプションが装着されているかということは確認されないし評価もされません。
また一括査定などで実際に査定員による査定を受ける場合は、オプションの装着などを材料に査定アップ交渉することも出来ますがそういった余地はありません。
②については、DMMAUTOでは車の状態などを自己申告しますが、この申告内容も傷が有り/無程度の大雑多な内容なので、実査の査定で評価・影響のあるような細かな部分までは評価されません。
なので買取側としては申告以上に程度が悪かった場合の減額リスクを考慮してあらかじめ損の発生しない買取金額を提示しているのだと思われます。
ただこれはプラスとマイナスの両面があって、例えば査定員の査定であれば全く減額査定にならないような傷であっても「傷あり」と申告した時点で程度にかかわらず一律の減額評価となってしまいます。
逆に車両の下回りなど画像には表示されない部分で一般的にはマイナス査定となる状態であってもそういった部分は考慮されないのでDMMAUTOの査定だと減額されないというケースも起きます。
DMMAUTOの評判・口コミ情報
実際にDMMAUTOを使ってみた人の評判や口コミをチェックしてみると、良い口コミもあればイマイチといった口コミもあるようです。
評判・口コミで賛否両論あるのはそれだけ多くの方がDMMAUTOでの査定を利用し、このサービス自体が浸透し始めたという事が言えます。
こういったユーザーの口コミ情報を元に、DMMAUTOのサービス自体も改良されてより満足度の高いものになる事が期待できますね。
実際にリリース初期のころはアプリが査定の途中で落ちるといった不具合やアプリ動作が遅いという口コミもありましたが、現在は改善されています。
DMMAUTOは事故車の買取もOK
DMMAUTOには希少度が高い車や走行距離が極端に大きい過走行車、事故などで故障の程度が大きい車でも条件を満たせば最低1万円の査定額保証のサービスがあります。
「DMM AUTOの1万円保証」について
2018年6月のサービス開始から、全国で幅広い車種を対象に中古車買取サービスを提供してきたDMM AUTOですが、これまでは希少度が高い車、走行距離が極端に大きい過走行車や、故障の程度が大きい事故車など一部買取額を提示できないケースがございました。
そこで、より多くの方にクルマ売却と新たなカーライフのきっかけをご提供できるよう、買取対象条件を大幅に拡大し、さらに査定額の最低保証金額を「1万円」とするサービスアップデートを実現しました。
以下の条件に該当しない車であれば対象となります。
※一部買取対象外条件について
①自力走行が不可能且つ、保管してある駐車場所へレッカー車が進入できるスペースがない場合
②法令に違反する車両である場合
③その他DMM AUTOの買取規定に反する場合
DMMAUTOを使って実際に査定した結果
実際に私自身もこのDMMAUTOを使って車を査定してみましたが、その結果を紹介します。
DMMAUTOで査定した車両
今回私がDMMAUTOで査定を行った車両は、こちらのマツダMPVです。
年式は2006年式なので2019年現在からすれば13年落ちの中古車になります。また走行距離は91000㎞と大台である10万キロ手前、外観の状態は大きなへこみや傷はありませんが小傷やエクボが何ヶ所かある状態です。
車両外観の写真を撮影
まずはDMMAUTOのアプリから車両の外観を撮影します。
ナンバープレートと車両全体が範囲内に収まるように車両斜め前方から撮影します。
メーターを撮影
次に車内でメーター周りを撮影します。
メーターを撮影する目的は現状の走行距離の情報を入力するためですので走行距離が指定の枠内に鮮明に映るようにピントを合わせましょう。
車検証を撮影
続いて車検証を撮影します。
車検証を撮影後に、車検証の右下に表示されている4つのQRコードを読み込ませる必要がありますが、私の場合は車検証の折れ目にちょうどQRコードの一つが重なっていてうまく読み込めず若干手間取ってしまいました。
車の状態などの申告(いくつかの質問に回答)
最後に車の状態を申告します。
私のMPVの場合は先に述べた通りの状態なので小傷ありで申告しました。
実際に提示された査定金額
アプリ上でのすべての操作を完了すると、査定結果が表示されますがその金額は43,000円でした。
この金額が安いのか高いのかという事ですが、ネットの買取査定サービスの一つであるGoo買取で査定してみたところ、以下のような結果だったので買取査定相場よりも安い価格が提示された事になります。
DMMAUTOの査定額はアップ交渉することが可能!
DMMAUTOはスマホ経由で査定を申し込むと、DMMAUTO運営から確認の電話がかかってきます。
電話の内容は査定金額でいかがでしょうか?といった内容ですが、この際に直接担当の方と査定額のアップ交渉を行うことも可能です。
実際にスマホで提示された査定金額が安いという感想を伝えると、こちらの希望金額を確認し査定額のアップ検討を行ってくれます。
結果的に私のMPVもGoo買取の査定相場金額を提示して交渉した結果、AIの査定額より大幅アップのGoo買取に近い金額での売却となりました。
なのでもしAIで提示された査定金額が思いの金額より低くても諦めずに、その場合は担当の方と査定額アップ交渉をしましょう。
ちなみに下取では3万円だったMPV
このマツダMPVはディーラーでの下取り査定も行っておりその際に提示された金額は3万円でした。
一般的に下取りは買取査定よりも安いというのもありますが、私のマツダMPVの下取り査定が低い要因は車両下回りの状態が非常に悪いという理由でした。
寒冷地仕様車などにみられる車両下回りの錆などの状態は、査定時に大きなマイナスポイントになるとのことです。
DMMAUTOのメリットとデメリット
この結果から私なりに感じたDMMAUTOのメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
・車両外観の画像情報と傷の有無などの程度の申告情報※のみでの評価で、それ以外のマイナスポイントは考慮されないので人による査定よりも高く売れる場合がある。
・担当の方と直接交渉することで査定額アップの可能性もある。
【デメリット】
・市場価格相場から割り出した金額に、買取側のリスクを考慮した一律価格算出なので、オプションなどのプラスポイントが全く反映されない。
事故車を売るなら事故車・廃車買取専門業者に売る方が得
あと事故車や故障車の1万円以上の買取保証ですが、条件が結構厳しめなのと事故車や故障車はDMMAUTOに1万円で売るよりひと手間かけて廃車専門の買取サービスで売った方がはるかに高く売れますのでそちらで売った方が得です。
まとめ
DMMAUTOでの車査定のまとめとしては、やはり専用アプリからスマホで撮影した画像を送るだけで車査定が完了できる手軽さは最大の魅力だといえます。
また一括査定のような、申し込んだら怒涛の電話と複数回の査定立ち合いといった時間の拘束がありませんので、そういったことが煩わしい・時間を取られたくないと考える人にはおすすめのサービスだといえます。
そして今回の結果のように、車両によっては下取りや買取よりも高い金額が出ることも期待できるので、下取りや買取査定の前にスマホで手軽にできるDMMAUTOで査定額をチェックしてみるとよいですね。
最後に、DMMAUTO以外の特徴的な車一括査定としては「MOTA」が挙げられます。
受付直後の営業電話ラッシュが一切ないのが特徴です。
MOTAの魅力と詳細については「MOTA車買取は電話ラッシュなし!徹底調査・口コミと良悪評判まで」をご参照ください。
車を1,000円でも高く買取ってもらう安心・確実な方法
ディーラー下取では 95万円だったアコードハイブリッドでしたが、一括査定を使うと、なんと 130万※で買取ってもらえました。
※ 査定時期:2021年2月
オススメの車一括査定は「MOTA 車買取」です。
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